怒られる男の日記

もう少しうまくなってから練習するブログ

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第7話 蔓延

やや季節外れのインフルエンザネタ。限定ジャンケンの企画検討、細部の詰めを進めるチーム利根川に、インフルエンザの魔手が襲い掛かるっ……!

 

限定ジャンケンの星に、ハートマーク案があったのに笑った。もしカイジたちがハートのやり取りをしていたと思うと、なかなか間が抜けていて面白い。星にしたのがどう考えても正解だっただろう。カードのスケルトン柄はたしかに秀逸。意味深でありつつ、シンプルにジャンケンの手をそのまま表示してわかりやすいのもいい。

 

前半のハイライトは、利根川自らがインフル予防の指南を黒服たちにするところだろう。マスク着用はいわずもがな、手洗いは肘まで、うがいは喉の奥までもきっちりとケア……! 帝愛グループのNo.2たるもの、インフルエンザウイルスとの戦い方も熟知していることを思わせた。

 

しかし忍び寄るインフルは利根川をもその魔手にかける。しかし、症状を感知するとすかさず病院で検査を受け、インフルエンザと判明するやいなや休養を決めるのはさすがだ。この重大な局面で、プロジェクトを破綻させかねない道を迷いなく選べる決断力もまた、帝愛グループでのし上がった男の矜持というものか。

 

後半は、利根川からリーダー代理を任命された男、ベテラン黒服の権田という人物が主人公になる。やはり黒服というのは帝愛においては一番の下っ端、いわば平社員のようなステータスであるらしく、権田は自らを出世する器ではないと任じながらも、利根川の期待に応えんとリーダーの役割を果たしていく。

 

黒服たちが細かいことをやたらに問合せしてくるが、これは利根川でなくともいら立つというもの。ホルスターの色とか、正直どうでもいいとしか…。所詮は使うのは食い詰めた落伍者たちなわけで。カードのデザインに凝るのは、ゲームの状況を見る会長向けにはったりを利かせるためとわからなくはないが。

 

そして権田に昔語り(黒服に歴史あり…だ)を挟んで結束するチーム利根川、否、チーム権田! いい話だったが、インフルに掛かった人間と窓一つない密室で延々と仕事をすることは明らかに危険すぎる行為…っ! 最後は全員がインフルエンザにかかりパンデミックという、あまりにも予想されたとおりのオチであった。

 

限定ジャンケンの企画は果たして進んでいるのだろうか。リハーサルは予定通り行えるのか? 一抹の不安を残して来週に続く。

 

過去の感想

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第6話 自爆 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第5話 猛省 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第4話 大人 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第3話 鉄板 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第2話 忖度 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第1話 - 怒られる男の日記

 

中間管理録トネガワ(7) (ヤングマガジンコミックス)

中間管理録トネガワ(7) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

【読書感想】ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVII ―フォース・スクワッド・ジャム〈中〉/時雨沢恵一

小説版ガンゲイル・オンラインの8巻を読んだ。なんと3分冊の中間だった。今までは上下巻構成だったのに…。まあ、もともと作者のTwitterで知っていたんだけども。理由としては、アニメの作業があったため、一気に終わらせるところまでの執筆ができなかったということらしい。3部作だからといってボリュームが増えているわけではないということで、なんだか騙されたような気分だ。

3分冊の中編ということで、中だるみは仕方がないところだろう。本作の場合、中だるみを防ぐためかどうか、MMTMとSHINCのこれまでのエピソード、LPFMvsMMTM、LPFMvsSHINCという感じで、ライバルとの直接対決を連発していた。ただ結局両方とも決着つかずの中断という結果だったので、実は余計にだるい印象になった気がする。

 

MMTMとSHINCは特別ルールに手を焼きながらも、ともにマップ北側の両サイドからスタートし、中央部分で接近遭遇することに。しかしここはボスの機転で、直接対決は回避。あくまでレンとの決着を最優先するボスたちだった。意外とMMTMのデヴィッドがSHINCを意識している風なのが面白かった。

 

LPFMvsMMTMは、謎の車両にまたがってのドッグファイト。まさに馬上槍試合を彷彿とさせる、超スピードで切り結んでは離れての繰り返しが面白かった。レンとピトフーイのコンビバトルが見られたのも収穫。悪条件でもきっちり仕事をするレンも、はちゃめちゃなようで細かく計算して動くピトさんもさすがだ。

 

LPFMvsSHINCは、かなり気合の入った始まり方で、いよいよこれまで流れに流れた両者(レンとSHINC)が再度の決着をつけることができるのか、と思われた。実際、レン単独突撃からの混戦とか、ターニャvsレンの一騎打ちとか、SJ1でのラストバトルを思い出す展開の連発にはかなり盛り上がったし、そこにフカ次郎のアシストが加わって新しい攻防が生まれる流れもすごく良かった。またしても横やりが入るまでは…。

 

ここまでSHINCとの決着をかたくなに描かないのは何故なんだろう、と思ってしまった。SHINCは初期からのライバルキャラでもあり戦友だけど、ゲームなんだから毎回戦いくらいでもいいはずなのに。

 

そんなこんなで、いよいよ次回でSJ4決着の巻。MMTMとSHINCとの決着は。そして今回はほとんど動かなかったファイア連合との戦いはどうなるのか。なんとか早めに刊行されることを祈る。

 

過去の感想

【読書感想】ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインVII ―フォース・スクワッド・ジャム〈上〉/時雨沢恵一 - 怒られる男の日記

 

 

 

 

 

【アニメ感想】進撃の巨人 Season3 第41話 信頼

進撃の最新話を視聴した。

中央憲兵によって追い詰められていた調査兵団が、逆襲に転ずるエピソード。サブタイトルの信頼は、マルロが調査兵団のことを信頼していたことや、リーブス商会が街の人たちから認められていたこととか、いろいろと意味を含んでいるのかと思った。

 

マルロとヒッチ再登場

憲兵団に入ったアニとのからみで妙に印象に残っていたこの二人がSeason1終盤以来の再登場。マルロはその髪型で、ヒッチはアニメ化にあたりやたら可愛くなったことが印象深かった。ヒッチに関しては、アニメに引っ張られて原作版も美化されていた気がしたな。

マルロが調査兵団を信頼しているところは結構意外で、もっと清廉潔癖系のキャラかと思いきや、とにかく壁の中をよくしたい目的のためならの手段は選ばない的な柔軟さがある人物だった。このあたりも、アニとジャンの二人からあの「バカ」と似てると言わしめる要因なんだろう。

シリアスで重要なシーンのなかでも、ジャンのマルロ髪型への突っ込み、ヒッチの「この馬面がぁぁぁ!」とかネタセリフが豊富なのも面白い。ヒッチのフルスイングでジャンが白目になる勢いだったのには笑った。ヒッチも何気に友達思いのところあるよね。アニのこと心配していたりして…

 

フレーゲル男を見せる

偉大な父親の生前は陰に隠れ、父なき後も中央憲兵から逃げ回るだけだった二代目・フレーゲルがハンジと組んで中央憲兵を陥れる。

進撃は良くも悪くもブレないキャラが多いので、こういうわかりやすい成長をするパターンは珍しいかもしれない。町の人々の前で、会長就任宣言をするところもカッコよかった。だんだん声が小さくなるところも含めて、ボンボンらしく素直な人柄なんだろうな、と思わせた。

ハンジさんの「調査兵団はいまだ負けたことしかないんだよ!」は進撃を象徴する名セリフだよなあ。ほんと、物語が始まってからこっち、ひたすら負け続けているもの。なにしろ、せいぜいが壁の穴をふさいで巨人を追い返したくらいで「人類が初めて巨人に勝った」と言わしめる世界観だ。逆に、こんなに主人公が勝たないストーリーでここまでの人気を得ているのはとんでもないことにも感じる。

いういえば、モブリットの名セリフ「ハンジさん、ワイルドすぎます!」はあまり聞き取れなかった。

 

カットされたシーン?エルヴィンとナイル、新聞社襲撃

エルヴィンの独房にナイルがやってきて、ナイルの家族についてゴニョゴニョ話していたけど、これって確か原作では、前段として連行される前に馬車の中で話していた内容があったような。ナイルさんの奥さんがエルヴィンとも旧知で、二人の若いころの関係性とかも語られたシーンだったんだけど…。ナイルって何気に原作の最新話にも登場していたし、中枢にいながら調査兵団に親和的な重要な人物だから、この二人のエピソードは何らかの形で触れておいてほしかったな。

あと、ハンジとモブリットが新聞社を襲撃するシーンもなかった。いきなり最後に記者二人が笑顔で出てきて、これだけ見ると「普段中央憲兵に唯々諾々と従っていた記者が、唐突に調査兵団側に寝返った」感じに見えちゃわないかな? まあ、ここはさすがにそんなに重要とも思えないからカットもやむなしか。若いほうの記者が妙にキャラ立ってて、ハンジとモブリットのナイスコンビ感も見られて好きなシーンだったんだけど。

 

次回予告

次回予告ではいよいよあの謎の女性が登場か。サブタイトルが「回答」ってことは?、エルヴィンの問いかけに対する王政側の「回答」ってことかな? なんにせよまた一気に話が進みそう。あと2話くらいで王政編終わっちゃうんじゃないか?

 

過去の感想

【アニメ感想】進撃の巨人 Season3 第40話 昔話 - 怒られる男の日記

【アニメ感想】進撃の巨人 Season3 第39話 痛み - 怒られる男の日記

【アニメ感想】進撃の巨人 Season3 第38話 狼煙 - 怒られる男の日記

 

 

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

 

 

 

【マンガ感想】天国大魔境(1)/石黒正数

それでも町は廻っている」の石黒正数さん新作、「天国大魔境」を読んだ。

 

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)

 

 とりあえず謎が謎を呼ぶ感じの1巻だった。

 

外界から隔絶された施設で暮らす子供たち。学校があり、清潔に管理された建物の中で、一見すると楽しそうにのびのびと暮らしている。そんな子供たちの一人、ささやかな予知能力を持つらしいミミヒメは、友人のトキオに「私をここから助け出してくれる二人組の一人は君にそっくりな顔をしている」と告げる。彼らが暮らすエリアの外側には壁があり、その外がどうなっているのか、子供たちは誰も知らない。

 

一方、荒廃した日本を旅する男女、キリコとマル。世界には20年近く前に何かの災害が起こり、生き延びた人々は、残された物資を拾い集めたり、小さな集落を作って細々と生活している。マルは、どこかにある「天国」を求めて東京から旅にでて、キリコはそのボディーガード役。二人は、人を喰う謎の怪物を退治したり、いろいろな人に出会ったり襲われたりしながら、旅を続けていく。

 

と、そんな二つの場面が交互に描かれていく。この二つの場面がどういう関係にあるのか、今のところ全くの不明。キリコたちが旅する世界のどこかに、ミミヒメやトキオの世界があるのか。それとも過去か未来なのか。全く異なる別の世界なのか。それは今後明らかになるのだろう。

 

気になるのは、二つの世界に容姿が似たキャラクターがいることだ。ありがちな設定で考えれば、隔離エリアで暮らす子供たちは誰かのスペアっていうパターンがあるけど、外の世界があれだけ荒廃しているとその設定は無理がありそう。ただ、キリコ絡みで、いつの段階でかは不明なれど、かなり高度な医療処置が施されたことが示唆されているので、まだわからないか。でも石黒さんがそんな普通な設定にはしないよなあ。

 

あと印象的なのは、キリコがかわいい。いつもの石黒主人公女子キャラっぽくちょっととぼけた感じなんだけど、やたらと多い着替えのシーンを見ると、おおっ?結構すごいぞ…となる。しかし、最後に衝撃の事実が…。これはマルならずともショックですねえ。

 

面白かったし、とにかくわからないことばかりなので、早くも次が気になって仕方ない。多分この世界には、想像を超えるとんでもない秘密が隠されているに違いない。

【マンガ感想】進撃の巨人(26)/諌山創

昨日も進撃、今日も進撃の感想で申し訳ないが、今回は単行本26巻の感想。とはいえ、連載で追いかけてるので内容的には知ってるわけだけど…。修正がどこにあったかまで検証する気力もないし、ざっとまとめて読んでの振り返りになる。

 

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

 

 

 

前半での対マーレ戦は、巨人と兵士が入り乱れる、今までにない形の戦争だった。今までは、場面場面に応じて巨人対巨人、巨人対人間、人間対人間って感じではっきり分かれていたように思うが、今回は巨人同士の戦いに人間が介入したり、人間が巨人にダメージを与えたところに巨人がとどめを刺しに行ったり、とにかく「乱戦」という言葉がぴったりだった。

 

サシャが明けた小さな穴を突破口にして、車力の巨人に兵士の攻撃に多段HITしてダメージを重ねていくくだりとか、軽率に飛び出した顎の巨人をタイミングよく待ち構えていたミカサが攻撃し、動けなくなったところをエレン巨人が確保、そして戦槌の巨人捕食につなげていく流れが、戦いのダイナミックな展開が感じられてすごく好きだ。

 

そしてサシャが…このシーンは衝撃だった。もう作戦がうまくいったんだって気を抜いたところだったから、なおさら。かつて死ぬ予定だったシーンを生き延びたサシャの最後がこの場所だとは。物語上の意味を考えると、今のところ、ガビというキャラクターに読者のヘイトを集めているくらいしか見受けられないが、それが今後また別の意味を持ってくるのだろうか。サシャ、その後も回想シーンで毎回のように出てくるから、いなくなったような気がしないよ。

 

エレンの笑いが最新話で問題になっていたけど、こうして読み返すと、「サシャらしいな」っていう感じの思い出し笑い+エレン特有の自虐笑いって感じかな。思いのほかガッツリ笑っていたのでびっくりした。こりゃコニーも怒るわ。

 

アルミンのシーンで久しぶりに出てきたアニ、美しかったな。なんとなく、結晶の中でもちょっと大人っぽくなってる気がしたのは気のせい? 諌山さんの絵の問題かな? せっかくこうやって登場させたのだから、結晶化を解いて動いているところ見たいけど、今彼女が出てくるとしたら、他社に巨人能力を継承させるためのエサとして、くらいしか思い当たらないので心配ではある。

 

最後に、お約束のスクールカースト。すまし顔でめっちゃ焦ってるヒストリアに笑った。とりまき連中(得にライナー)のドヤァ顔も何とも言えない、そして、最後の意味不明すぎるオチも面白すぎた。次回はどうなる?

【マンガ感想】進撃の巨人 第108話 「正論」

※別マガ2018年9月号掲載分のややネタバレあり感想です。アニメ派、単行本派の方はご注意ください。

 

前回ラストの衝撃から1か月…明らかになったところとしては、ヒストリアの「相手」は、まあ一応幼馴染ってことになるのか?ともかく読者サイドからするとどこの馬の骨ともわからないってやつだ。ショックはショックだけど、もうそういうのを通り越しているというか、むしろ主要キャラじゃなかった分ましな気さえする。

 

でも目的がなあ、巨人の継承、ひいてはジークの死を回避するためととらえれば、色々な思惑が考えられる。作中で推測されているとおりマーレ義勇兵の示唆によるものということもあり得るし、ヒストリア自身が継承を避けるためと見れば、ヒストリアに近しい人物、例えばエレンのアイデアってこともあるか。でも、エレンはそういうことを言いそうにないんだけど。

 

コニーがエレンに対して完全に不信感を抱いてしまっているのが寂しい。コニーが指摘したエレンのあの行動は、座標発動直前の時みたいに、自虐によるものと受け止めていたけど、半身を失ったに等しいと思い詰めているコニーにとっては理解しがたいものだったのかもしれない。

 

過去シーンはその反動で、すごく104期の特別な絆感が出ているいいシーンだった。定期的にこういうシーン挟み込んでくるからずるいよなあ。みんなが、エレンの巨人の継承を意識しているのも意外だったし、それに対するエレンの反応も。いまだかつて、彼がこんなにデレた瞬間があったか? コニーは今のエレンはエレンじゃないって言ってたが、むしろ過去エピソードのほうが、本当にエレンさん?って感じだった。

 

ついでに過去シーンでは、リヴァイ兵長が、お前ら図体ばかりでかくなりやがって…と不機嫌になってたのが面白かった。15歳時点ではほぼ変わらなかった、というか自分より小さかったはずのコニーにすら大きく引き離されているし、エレンもかなり伸びたからな。

 

ガビたちが森で出会った女の子、かつてサシャが単身戦って巨人から助けた子かな? ガビとサシャの関係性考えたら、その可能性は十分ある。だとすれば、この出会いがいい結果につながれば、危険分子でしかなかったガビの存在が、エルディア側にとって良いものになっていくかもしれない。なにしろ今のところ、ガビってろくなことしなさそうだから。

 

最後のマーレ側のシーン、結局世界連合軍みたいなのが結成されつつあるとしたら、エレンの単独行動は藪蛇だった? いや、もしかしたら、地ならし発動によって一網打尽にするために、あえて適正力を結集させようとしたとも考えられるか。いずれにしても、ライナーの意見が通れば、その前に最終決戦がありそうだが。いよいよ、最後の戦いの気配が漂ってきた。

 

ところで、アニは結局どうなるのかな? 少し前にアルミンが思わせぶりに語り掛けてたから、そろそろなにかあるのかと期待しちゃったよ。

 

過去の感想

【マンガ感想】進撃の巨人 第107話 「来客」 - 怒られる男の日記

 

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

進撃の巨人(26) (講談社コミックス)

 

 

 

【アニメ感想】中間管理録トネガワ 第6話 自爆

今回は、ついウトウトしてしまい、前半を全く覚えていない。これは焼き土下座必至の失態…! しかたがないので後半の感想を無理やりに膨らませるっ……! 無から有を生み出す、悪魔的発想…理外の理っ!

 

コンペで負けた(見ていないが)黒服(海老谷)を飲みに連れて行った利根川。本来、このような誘いは部下にとっては面倒くさいだけ! 上司とマンツーマンで何を話せばいいのか。内容が説教であればなおさらというもの。私の最初の上司は、「おごってやるから説教くらいさせろ」が口癖だったが…。飲みに付き合っただけでも「時間」という最も貴重な資源を失っているという圧倒的な事実の前には、そのような小賢しい計算など瞬時に吹き飛ぶ。こっちは、早く帰ってゲームがしたいんだよっ!

 

しかし、そのような思いがあってもおくびにも出さないのもサラリーマンの務め。上司に感謝しているというポーズは必要というもの。自分の場合は、感謝に加えて場を盛り上げるために上司が喜びそうなセリフを常に用意していた…。「俺は、あなたをライバルと思ってるんで!」「超えて見せますよ」みたいな熱血漢風セリフはことのほか、上司に受けがよかったものだ。

 

海老谷の場合は、純粋に利根川からのアドバイスに感動していたようであった。そのような僥倖は、めったにないのが事実。上司という、会社と呼ばれる小さな世界で少々長く経験を積んできたものからのアドバイスは、99%が無意味。無価値っ! 一度目は有用でも、同じことを繰り返すのが上司の習性。こうして無駄ばかりが増えていく。スタージョンの法則も超える、残酷すぎる事実。

 

ほとんど番組の内容に触れることなくここまで約600文字を書いてきたが、それももう限界。ここからはトネガワの話に戻っていく。

 

問題の海老谷は、結局「会長の手型をカードのデザインにする」という案を披露したものの、あえなく玉砕することになった。まあ、さすがに内容がどうあれ直で会長に行ったらいけない。しかもハワイ帰りを待ち伏せては…。利根川も言うように、いいタイミングを狙わなければ通るものも通らない。彼に、限定ジャンケンを通した利根川のような慎重さがあれば…と思わずにはいられない。部下の暴走を予想できず、煽るだけ煽ってしまった利根川の責任でもある。

 

最後、何もない空間に対して激怒していたが、意味が分からなかった??? 海老谷が首になったからもういないっていうこと?? それともそれだけ衝撃が強くて利根川がおなしくなったって表現? シュールすぎてオチの意味が全く分からないという恐ろしい終わり方だった。 

中間管理録トネガワ(1) (ヤングマガジンコミックス)

中間管理録トネガワ(1) (ヤングマガジンコミックス)