怒られる男の日記

もう少しうまくなってから練習するブログ

仕事と私(俺)のどっちが大事なの?

少し前の話になるのだが、テレビドラマを見ていて、ヒロインの女性が仕事のため婚約者とのデートをすっぽかすというシーンがあった。

 

ヒロインは見事に事件を解決し人を救ったのだが、間の悪いことにこの日は婚約者の両親と会食をする日だったらしく、結果的に約束の時間に間に合わなくなってしまう。婚約者の男性は、「仕事が大切なのはわかっているけど、こんな日まで仕事? 君は本当に僕と家族になりたいと思っているの?」みたいな感じになり、別れを予感させて終わる。

 

これを見た妻が早速噛み付いた。

いわく、

・男女の立場が逆だったら、男性は仕事を頑張って偉いと賞賛されたはずだ。

・女性だから仕事を優先して責められる流れになった。

・男はずるい、女は損だ。

 

妻は、ドラマにしろ現実にしろこの手の発言をよくするのだが、これには流石に納得できず反論してしまった。

 

そもそも、「仕事と私、どっちが大事なの?」なんていうセリフがお約束になっているくらいで、仕事にかまけた男が恋人なり家族に見限られるというのは、この手のドラマでド定番の展開であり、主人公が男性なら賞賛されたはずというのは事実誤認だ。

 

仕事一筋の刑事が、何日も泊りがけで捜査にあたった結果、子供との誕生日の約束を反故にしてしまう。久しぶりに帰宅した家はがらんとしていて、リビングのテーブルには「もうあなたにはついていけません」の置手紙と記入済みの離婚届が…なんてシーン、今まで何度みたことか。

 

そもそも、冒頭のシーンで、ヒロインの行為は肯定的に描かれている。自分のプライベートを犠牲に、他者を救った英雄的行為として表現されていたはずだ。

 

つまり、今回の件から見えてくるのは、「プライベートを犠牲に仕事にまい進する」という、従来であれば男性のキャラクターに割り振られていたはずの役割が、女性のキャラクターにも割り振られるようになった(その逆に、仕事よりもプライベートを優先する男性を肯定的に描くドラマも見られるようになった)ということであり、妻のような考え方の人にとっては喜ぶべきことのはずだ…

 

と、言おうとしたところで、あなたって本当に人の気持ちがわからないよね、と怒られてしまった。

 

でも、明らかにおかしいことは言いたくなってしまうんだよなあ。