怒られる男の日記

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【ドラマ感想】あなたには帰る家がある

妻が無類のドラマ好きで、毎日1、2本のドラマを視聴している。私は、9時台のドラマは子供の寝かしつけなどでフルに見られないので、主に10時台のドラマを一緒に見ることにしている。

 

もともとミステリー小説が大好きな私は、ドラマもサスペンス、ミステリー系一択だったのだが、最近は自分の状況もあって家族もの、夫婦ものに興味が出てきた。今やっているものでは「あなたには帰る家がある」というドラマがそのジャンルだ。

 

あらすじはこうだ。娘が生まれてから専業主婦だった妻(中谷美紀)が十何年かぶりに仕事に復帰する。夫(玉木宏)は、長らく妻に家事をほとんど任せきりだったため、共働きとなっても家事に参加せず、妻の不満が募り夫婦関係が悪化してしまう。娘の仲介もあって、なんとか仲直りのきっかけを得た二人だったが、そんなとき、夫が客先の人妻と関係をもってしまう…。

 

また玉木宏がクズ夫の役やってる(3年ぶり2回目)と思ったが、今回の夫は、家族のために仕事を頑張ろうという意識は強いし、妻の気持ちを想像しようとする優しさもあるし、「残念な夫。」のときと比べれば大分ましだ…と思っていたら、いきなりの不倫である。ダメだこりゃ。

 

夫婦ものドラマを見るとき、自分としてはやはり夫目線になってみてしまう。だから、夫として、どういうことを考えているのか、どんな苦しさがあるのか、そういう部分で共感できるような内容だったらいいな、といつも期待している。しかし、残念ながら、現状では夫婦ものドラマにおいて、夫は悪役かサンドバック役かひたすら妻を支える役として登場するのみで、共感できるような人が出てこない。

 

ドラマに出てくる夫は、頭がおかしいか、浮気するか、家庭を顧みないワーカホリックか、ろくに働かないか、ともかく特殊なタイプばっかりで共感できないのだ。今回の夫も、人間的には悪い人ではないんだろうけど、どんな理由があれど浮気に走った時点で何を言っても説得力がないと思う。

 

このドラマに限らないのだが、妻は、仕事と家事の板ばさみで苦しんでいたり、久々に仕事復帰した女性社員という立場で会社と向き合う中で葛藤があったりと、現代的な描かれ方をしているのに、ドラマの中の夫像はいまだ前世紀から抜け出していない気がする。世の中の妻勢からは、実際変わってないからだ、言われてしまうのかもしれないけど。

 

ただし、細かいところではツボに入った描写もあった。たとえば、「あなたは何もしてない」と妻から叱責された夫が、怒りに震えて勢いよく立ち上がるも、次の瞬間には思わず笑い出してしまうシーン。あの感じ、自分も何度もやったことがある。空しさのあまり乾いた笑いが漏れる→何がおかしいの?よく笑えるね、のコンボは我が家のお約束だ。

 

それから、やらかした夫が帰宅したとき、妻が思いのほか穏やかに笑っていて、もしかして許されてる?からの、娘が自室に戻る→「(鬼の形相で)なわけないだろ!」のくだりは自分のことのように身が縮む思いがした。

 

今後、泥沼の不倫劇になっていくのか、家族修復に向けて動いていくのかはわからないが、夫婦関係に注目して視聴したい。