怒られる男の日記

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【アニメ感想】ゲゲゲの鬼太郎

日曜朝9時から「ゲゲゲの鬼太郎」第6期が放映されている。私はリアルタイムでは第3期、再放送は2期を子供のころに見ていたし、漫画原作も結構読んでいて(アダルトな新ゲゲゲの鬼太郎も読んだ)、久しぶりに毎週楽しみに視聴している。ただ、8時半からは娘とプリキュアを見ているので、録画してから後で一人でみているのだけど、意外とホラーな演出があるので正解だったかもしれない。

 

最初のつかみとしては、鬼太郎のスタイリッシュアクションがかっこいい!とか、ねこ娘がカワイイとかそういう所に目が行くが、それだけでも十分面白い。毎回妖怪が人間に悪さをして、最終的には鬼太郎ファミリーが退治するという流れなんだけど、妖怪さんサイドにも単なる悪意じゃなくてやむにやまれぬ事情があったり、人間のおごりや欲望に警鐘を鳴らす感じだったり。単純な勧善懲悪じゃないところが鬼太郎らしいな、と思いつつ見ていた。

 

4話あたりから話の幅が一気に広がった感がある。

 

4話の「不思議の森の禁忌」は、ゲゲゲの森に迷い込んだ少年が、好奇心からうっかり森の禁忌に触れてしまい妖怪の怒りを買うという話で、自然を畏れる気持ちの大切さを描いていた。

 

6話の「厄運のすねこすり」は、自分が妖怪だと気づいていない妖怪が登場した。愛している大切な人から、近くにいるだけで意図せず精気をうばってしまうという悲劇で、温かくも悲しいとても複雑な物語だった。

 

そして7話「幽霊電車」がすごかった。そのまま「世にも奇妙な物語」でやっても、歴代上位に入りそうな傑作エピソードだった。

上司と部下が屋台で一杯やっているシーンから始まり、この二人がなんだかんだで終電を逃してしまうのだが、そこに怪しい駅員(鬼太郎)が現れ、特別の最終電車があることを告げる。二人はその電車に乗り込むが、その電車の乗客は明らかにおかしくて…。

ホラー風の演出に二転三転する展開が秀逸で、最後まで目が離せなかった。原作がどんな話だかわからないけど、ブラック企業パワハラ、いじめなんかの要素を盛り込んであったのは間違いなく今回アニメ版のアレンジだろう。

30分枠のアニメでこれだけの要素をぶち込みつつ綺麗にまとめてあるのは本当にすごいと思う。

 

上にあげた3話で特徴的なのが、鬼太郎たちメインキャラクターがあまり主張せず、傍観者的な立場に徹していること。王道の妖怪アクション展開だけでも十分すぎるほど面白いのに、時にはホラー要素を強めた怪談話になったり、昔ばなし的な教訓話ができたり、「ゲゲゲの鬼太郎」が物語のフォーマットとしてとんでもなく優秀なことをしみじみと再確認した。

 

ちょっと怖すぎて娘には早い気がするので(気を使いすぎかな?)、大人の楽しみとして見続けようと思う。