怒られる男の日記

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【ドラマ感想】ヘッドハンター 第8話(最終回)

8話にしてもう最終回だった。早い。

 

最後は、財務省による国有地払い下げ問題がテーマ。議員・藤堂(堀部圭亮)の指示により、資料の改ざんや隠ぺいに関与した職員・川瀬(山本耕史)が今回のターゲット。彼を、黒澤(江口洋介)のかつての上司でもある藤堂の依頼で口封じのため転職させようとする、という話。一見すると議員による不祥事の片棒をかつぎ、権力の犬になり下がったかのように見えた黒澤だが、その真意は…。

 

いろいろとわかりやすい時事ネタをぶっこんできたわけだけど、正直浅いというか、表面だけなぞってる感じで、「ビジネスパーソン向けの大人のドラマですよ」っていうポーズを付けるためだけの時事ネタの感はあった。最後、こんな単純な正義感とかの問題に落とし込んでしまうくらいなら、無理に入れなくてよかったんじゃないかな。これなら、働き方改革に絡めてやりがい搾取や低賃金、長時間労働の問題を描きつつ、カウンターとしてスローライフへのあこがれに皮肉も忘れない鬼太郎のほうが優れて風刺になっていたと思う。

 

財務省の職員・川瀬のこれからは気になるところではあった。最終的にはマスコミの前で自分の言葉で語ったとはいえ、実態として不正に関与していたわけで、子供や家族との生活はだいじょうぶかな、静かに暮らしていけるのかな、とか。まあ、そこは黒澤マジックでうまいことやってあるか。

 

最終回なので、黒澤自身の過去との決着も盛り込まれていた。かつて、自分で善悪の判断もできず、正しいと思い込んでおこなった行為で恩人を追い込んでしまった黒澤。今回、元上司との決着を経て、恩人の娘とも本音で語り合えたことで、彼自身との過去にも決別できたということなんだろう。、

 

最終回まで見て(2回くらい飛ばしたけど)、毎回転職というキーワードだけに絞ってドラマを作ったのはなかなか凄かった。個々のエピソードについては、主に仕事人の視点からの葛藤や挫折を描いていて、自分も会社で働いているものとしてわかると思うこともあった。残念なことに、自分は他社に求められるような人材ではないので黒澤のような人種とは縁がないわけだけど。それはさておき、その反面、家族視点が抜けてるように思うこともあり、良くも悪くも昭和の日本的働き方のイメージで作られたドラマだったと感じた。