怒られる男の日記

もう少しうまくなってから練習するブログ

育児の決断コストが高すぎる問題

自分たち夫婦は育児に向いてないな、と思うことがしばしばある。その中の一つが、しょうもないことに何時間も費やして議論して、結局喧嘩して、大した結論も出ずに終わったような時だ。

家事にしろ育児にしろ、日々小さな決断の連続で、それをいちいち大論争しては時間も労力も無駄すぎる。いかに最小限の力で小さな問題をクリアしていけるかが、家の中をうまく回していくコツだし、大きな問題が起きた時に全力であたる力になると思うが、うちの夫婦はその真逆を行っている。

 

自分の性格について

もともと自分は、悩むということがあまりない人間だった。大抵のことはえいやで決めてしまって、さっさと次のことをするタイプ。というのは、別に前向きだったり決断力がすごいというわけじゃなくて、

・(面倒くさいから)事前の情報は最小限しか集めないので選択肢が絞られる

・(趣味や遊びに時間を使いたいから)あまり考えず決定する

・(未来に期待してないから)結果うまくいかなくても普通に受け入れる

いわば、怠惰で悲観主義な運命論者みたいな考え方で、「調べぬ、悩まぬ、顧みぬ」という人間が私だ。

 

妻の性格について

妻は全く逆のタイプだ。

・徹底的に情報収集し、沢山の選択肢から選ぼうとする

・ベストの選択をするために時間のある限り延々と考える

・うまくいかないと全力で後悔し、原因や責任の所在を追求する。

だからとにかく、決めることが苦手。「私は決断できない性格」と言い放ち、明日の夕食の献立から不妊治療の計画にいたるまで、基本的にすべての決断をわたしにゆだねてくる。

 

こんな二人が組み合わさった結果

結婚してから子供が生まれるまでは、私流の決定方法でいろいろなことを決めていたので、お互いストレスなく生活できていた。

ところが、子供が生まれると話が変わってくる。今まで、自分のこと、夫婦のことだけなら、「調べぬ、悩まぬ、顧みぬ」で良かったが、娘のこととなると、失敗は許されない雰囲気になってくるし、決断を求められる場面自体が爆発的に増えた。でも妻には決断ができないという事実は変わらない。結果、「妻流の考え方に合わせて、あらゆることを私が決断する」という、誰も得しない状況になってしまっている。

 

例・プール問題

娘を翌日の幼稚園のプールに参加させるかどうか。

条件としては、

・今日、娘が幼稚園でゆるめのうんちをしたため、先生から健康状態に注意するよう言われた

・娘は熱もなく、食欲その他健康状態には問題なさそう

・天気が悪かったりしてまだプール遊びがほとんどできていない

・娘はプールに入りたがっている

・見学した場合、のざらしのテラスで待機になるので却って心配

会社で仕事中に、妻から電話がかかってきて、上記の情報をずらりと並べられ、明日のプールをどうするか聞かれた。私はとっさに、本人やりたがってるし体調問題ないなら参加にすれば、と答えた。

その夜、またこの話になって、妻が、「でも本当に参加でいいのかなあ」「先生がわざわざ言ってきたってことは、見学にしろよって意味なのかも」というので、私も話を合わせて、「先生に言われたからってわけじゃないけど、もし万が一、プールでうんちしたら大惨事だし、今回は見学でいいのかもね」といったところ妻の追求が始まった。

 

妻「昼間は参加っていってたのに、なんで見学に変わったの?」

私「本当にいいのかって妻が心配してるからさ、それに、最悪ほかの子に迷惑かけたらまずいって気がしてきて」

妻「でも、ゆるいうんちしたってことは昼間にも伝えたでしょ。それなのに今になって変わったのはどうして?」

私「だから、考えてるうちに他の子に迷惑かけたらまずい気がしてきたっていったでしょ」

妻「なんで、そう変わったの?理由があるはずでしょ?」

私「変わったっていうか、もともとどっちに転んでもいいような話で、悩んでいるうちに考えが反対に傾くことなんてよくあることでしょ。妻だって、そうだからこそ決められないんじゃないの」

妻「うんそうだよ。でも、私は決めてないもん。あなたは一度決めたでしょ」

 

ここで話がそれて喧嘩モードに入ってしまった。妻は自分が決められないからってこちらに決断の責任を全部よこしているのに、ここまで理由を細かく追及されたらたまらない。そもそもベストの選択なんてないような議題で、いくら話し合ったって唯一無二の結論に達することなんてありえないのはわかりきっているのに。おまけに、決断できないことをむしろ免罪符にして、自分は考えを説明することから逃れているのもフェアじゃない。 

例えるなら、免許ある人とない人がドライブして、免許ない人のほうがドライバーにさんざん注文付けたり文句言ったら腹が立つようなものか。

 

ともかく、こんな些細なことは毎日のようにあるのに、都度30分、1時間、あるいはそれ以上の時間×2人分を費やしているので、子供一人で妻は専業主婦・夫の家事育児参加もそこそこという本来余裕があるはずの条件にも関わらず、毎日日付が変わるくらいの時間まで議論が続き、疲れ切ってしまう。自分は決断できないからあなたがしてくれという妻なのだから、せめて決断にかかるコスト(時間、労力、精神的な負荷)を軽減できるようにしてほしい。